新しい広島グルメの誕生です。発信源は広島市佐伯区湯来町に2015年11月開店した廣島蝶鮫直営「サメサン」。チョウザメ創作料理の店です。
チョウザメといえばキャビアですが、同店の売り物は身です。刺身は廣島蝶鮫が丹精込めて育て、選び抜いた専用の「極みチョウザメ」。フグのような食感で甘みと濃厚なうま味がたまりません。天ぷら、煮つけもあります。
経営する藤本一義さん、潤さん夫妻が両親から引き継いだニジマス養殖場でチョウザメ養殖を始めて20年。量が少なく採れるまで10年以上かかるキャビアではなく欧米で高級食材とされる身に着目しますが、日本での浸透は難しく、スキーのインストラクターなどで生活費を稼ぎながら、身をおいしくする研究を続けました。
東北や九州まで足を運んで技術を学んだり、成功したと思った翌年に全滅してしまったり。水温、水質とエサにこだわり、今も藤本さんは水槽につきっきり。メニューは栄養士の資格を持つ潤さんが考えます。
「チョウザメ料理を普及したい」と養殖場見学、稚魚販売、ノウハウ伝授などにも熱心な藤本さん夫妻。その思いがこもるおいしさは、サメ肌ならぬ鳥肌もの。ぜひ広島でご賞味あれ。
<プロフィル>
しみず・のぶよ 山口県出身。FMきらら、山口朝日放送などで活動し、現在は広島県でフリーアナウンサーとして活動中。
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