「長崎ば元気にしたかけん、かせして(手伝って)!」。そんな長崎出身者の声で「みんなでつくる長崎の地酒バー&アンテナショッププロジェクト」が始まりました。一口1万円のオーナー制度を採用、首都圏在住の県出身者を中心に100人を超える賛同を得ています。
その第1弾が、この5月、東京・神田にオープンした地酒バー「長崎かきくけこ」です。まず驚いたのは、棚や冷蔵庫に並ぶ酒の種類と数の多さ。長崎の日本酒や焼酎、ワインが計約100種類あるそうです。
料金3千円を払うと渡される県内各地のゆるキャラをデザインしたシールが受領証明書になり、自由に飲み比べできます。長崎の地酒といってもイメージがわかないかもしれませんが、麦焼酎発祥の地は壱岐。県内には26の日本酒と焼酎の酒蔵があり、2年前にはワイナリーもオープンしました。
来年2月末までとの条件で格安の費用で場所が確保できるという話が舞い込み、準備期間約20日で開店にこぎ着けました。内装は埼玉在住の長崎出身の業者、県出身の大学生がアルバイト。みんなの「少し」が集まってできた店。酒器は波佐見焼、県内の特産品も販売しています。地元愛が店の外まであふれ出しそうです。
<プロフィル>
なかむら・なおみ 長崎文化放送、NHK長崎を経て、現在、FM NACK5でニュースアナウンサー、各種司会として活動中。
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