地元を離れたからこそ見えるもの、できることがある。特にこの大都会にいると。東京で故郷・長崎の振興を後押ししている人たちが大勢います。
まず、長崎市が1986年から地元で始めた「長崎伝習所」の東京展開。伝習所はテーマを毎年公募し、採用されるとその応募者が塾長となり、最大2年間活動する事業で、東京では6年前に始まりました。2015年度の在京塾の一つ「長崎検定塾~もっと長崎ば知ろう~」は4月から2年目の塾生を募集します。
長崎で開かれていた「長崎くんち塾」は00年度に2年の期限を迎えて終了しましたが、その後も有志が継続、後に関東支部も発足しました。くんちのPRや、有名な龍踊(じゃおどり)はじめ地元の奉納踊などの費用を支援する募金などを行っています。
伝習所以外では「東龍倶楽部」を忘れてはいけません。長崎東高の在京OBが結成し、現在県外出身者も含め約50人。イベントやアイドルのコンサートで龍踊を披露しています。
五島列島のスタッフが届ける写真や最新情報など五島の魅力満載の無料紙「五島ZINE」を発行するグループもいます。3月に入り、県のアンテナショップ「日本橋 長崎館」がオープンしました。東京の長崎旋風、勢いを増しそうです。
<プロフィル>
なかむら・なおみ 長崎文化放送、NHK長崎を経て、現在、FM NACK5でニュースアナウンサー、各種司会として活動中。
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