農業高校が「食」を生み出し、商業高校が「小売店」を展開。長崎・島原半島では高校生が元気の主役になっています。
まずは島原農業。食品加工部の生徒が地元企業と協力して開発したスイーツが続々誕生。県産の赤いジャガイモを使ったモンブラン風の「赤いドラゴン」や県産イチゴと米粉を使ったパウンドケーキ「苺畑deお米パウンド」など人気スイーツもあります。
一方、島原商業。商業科3年生が毎年9月から12月の期間限定で運営する「島商ップ」は生徒が1人で1社以上の仕入れ先を持ち、価格や数量を交渉し、買い付けを行います。今年で12年目、今では地元商店街の風物詩です。
選択授業として15人ほどでスタートした島商ップ。2013年から商業科3年の全員参加になり、一気に品揃えが増え、認知度も高まりました。島農生が開発したスイーツを島商生が給仕したカフェが今年3月、地元イベントで開かれ、地元の話題をさらいました。
そうそう、島商ップは同校家政科の作品、島農の加工食品、島原工業高校生が制作した木工品、島原特別支援学校高等部で作った工芸品も扱っているんです。高校生の活躍に地元の人も顔をほころばせます。
<プロフィル>
なかむら・なおみ 長崎文化放送、NHK長崎を経て、現在、FM NACK5でニュースアナウンサー、各種司会として活動中。
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