【局アナnet】注文殺到で6年待ち 猫ちぐら 峰田雅葉

2015.11.7 15:00

峰田雅葉アナ

峰田雅葉アナ【拡大】

  • 見本用の猫ちぐらに入ってゴキゲンな猫
  • 見本用の猫ちぐらに入る猫
  • 道の駅・関川で製作過程を披露する「関川村猫ちぐらの会」メンバー

 狭くて暖かいところが大好きな猫を引き付ける民芸品が新潟県関川村にあります。稲わらをドーム状の籠に編み上げた猫のすみか「猫ちぐら」です。

 この地方の農家では赤ん坊を寝かせるのに使われていた籠を「ちぐら」と呼んでおり、猫ちぐらは、これをヒントに村の男性が作ったのが始まりとされています。

 1個1個手作りによって生み出されるぬくもりは格別。猫が入って中でくつろぐ姿がたまらない、と全国の猫好きから注文が殺到し、今ではなんと「6年待ち(!)」

 それでも大切に守っているのが関川でとれた稲わらで、関川の人が作るという「オール関川」のこだわり。現在製作している「関川村猫ちぐらの会」メンバー約40人も全員村民です。

 同会メンバーが道の駅・関川で観光客に猫ちぐらづくりを公開していると聞き、私も足を運びました。作り始めて10カ月目という女性2人。手際良く、かつ丁寧に稲わらを編み進めています。作り始めると6~7時間は手が止まらなくなるとか。それでも1個完成させるまで1週間はかかるそうです。

 お客さんに喜んでもらいたいという一心で作り続けるという猫ちぐら。なんだか、私も中に入りたくなってきました。

<プロフィル>

 みねだ・まさよ NHK山形、同千葉放送局出身。現在、ナレーションや司会などで活動。産経新聞「産経抄」音読担当。

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