沖縄で今、シーズンを迎えているのが闘牛。私も5月1日、うるま市の石川多目的ドームで『G☆W祭与勝闘牛大会』を観戦しました。闘牛初体験です。
沖縄流は人と牛でなく、牛同士が1対1で戦い、対戦中は側にいる勢子がかけ声で牛を鼓舞します。「最大の武器である角は大きく分けて6種類、『トガイー』という垂直気味でカーブしたものが有利」と沖縄唯一の闘牛アナウンサー、伊波大志さんが解説してくれました。
実況経験6年という伊波さんの放送席にお邪魔すると…あるのは対戦表だけ。資料も台本もない? 父親が代表を務める牛舎を幼い頃から手伝っている伊波さんにとって、牛は家族のような存在。妻の彩絵さんによると、家でも牛の話ばかりとか。だから出場する牛のデータは全て頭に入っているんです。
情熱と愛情に満ちた伊波さんの実況が響くドームで紅白に分かれて激突する牛たち。戦いぶりは一頭一頭個性的で、20分に及ぶ長い対戦も。勝利のタオルを背にかけられると表情も誇らしげに見え、私もすっかりファンになりました。
最近は観光客や女性、闘牛PRのためのヒーロー「闘牛戦士ワイドー」の登場で子供の観客も増加中。沖縄闘牛の魅力をもっと、もっと、知ってほしい!
<プロフィル>
きりた・さちよ フリーアナウンサー。ニチエンプロダクション所属(札幌テレビ、MXTV、琉球放送出身)。JCDA認定キャリアカウンセラー
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