【江藤詩文の世界鉄道旅】アントワープ中央駅(2)“世界一美しい駅”はクラシック&モダンなデザインの融合 (2/2ページ)

2016.6.12 18:00

ホームの待ち合いスペースもモダンな設計

ホームの待ち合いスペースもモダンな設計【拡大】

  • まるで電車のショーケースのようなホームのデザイン
  • 両サイドのエスカレーターは鉄道鑑賞にぴったり。眼下をタリスが走り抜けて行った
  • 薄暗い待合室を抜けると、自然光が降り注ぎ開放感のあるホームがぱあっと広がる
  • アントワープ中央駅は各方面へのターミナルになっている

 「迷っているのですか。どこへ行きたいの」と、青年。駅をふらふらしていると(私の場合はお仕事ですが)、ときどきこんな風に声をかけてもらうことがあり、たいへん困る。しかしここは“世界一美しい”駅。撮り鉄がたくさん来ているはずだ。

 そう思いきや、色大理石づくりのホールは撮影スポットとして人気が高いが、ちょっと無骨な印象のこちらはそれほどでもないそうだ。確かに待合室にいたバックパックの撮り鉄は、こちらでは姿を見かけない。

 シンプルなワッフルをひとつ買って休憩し、再びホールへ行ったりプラットフォームへ戻ったり。改札がない駅の構造は、鉄道ファンにはありがたい仕組みだ。

■取材協力:ベルギー・フランダース政府観光局

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

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