【江藤詩文の世界鉄道旅】香港MTR・エアポートエクスプレス(2)整列乗車に静寂した車内、快適すぎる35.3キロの鉄道旅 (1/2ページ)

2016.5.1 18:00

通路を挟んで2席ずつ配置された座席は全席自由席。スーツケース置き場もゆとりがある

通路を挟んで2席ずつ配置された座席は全席自由席。スーツケース置き場もゆとりがある【拡大】

  • 広々としたプラットフォーム。スクリーンには「下りる人が優先です」という呼びかけが
  • 中国語がわからなくても「往機場列車」ってなんとなく伝わりますよね
  • 自動改札もゆとりがあって通過しやすい
  • 車内アナウンスは控えめだが、この表示で列車の現在位置が把握できる

 早朝6時前から深夜0時過ぎまで、ほぼ10分間隔で運行している香港の「エアポートエクスプレス」。市内から空港へはわずか約35キロ、タクシーを利用しても3、40分といったところだが、所要時間24分のエアポートエクスプレスを利用してみたら、もう他の交通手段は選びたくなくなった。なぜって無料のシャトルバスで駅まで到着すれば、この先はまったくストレスフリーで旅ができるのだ。

 話は飛ぶが、香港の公共施設ではほとんどの表示に中国語と英語が併記されているので、日本人にはわかりやすいですよね。語学に自信がなくても、漢字と英語の両方を見れば、だいたいの意味は推測できる。で、「エアポートエクスプレス」に乗るために、そのわかりやすい案内板に従って進むわけだが、空港を利用する旅行者のための移動手段として設計されているので、どこもかしこも広々としている。スーツケースを転がしているのに、駅にはエスカレーターもエレベーターもなかったり、狭い改札口でしょっちゅうつかえたりする私にとって、間口の広い改札口やスペースをたっぷりとったエレベーターはありがたい。

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