【江藤詩文の世界鉄道旅】和諧長城号(1)“万里の長城”まで…電車代は110円!?「安かろう悪かろう」かと思ったら… (1/2ページ)

2016.3.13 18:00

これから乗車する「和諧長城号」

これから乗車する「和諧長城号」【拡大】

  • 万里の長城への起点となる「北京北」駅
  • 入り口の外にあったきっぷ売り場と時刻表。きっぷを購入後、手荷物検査を受けて構内に入る
  • 広々とした待ち合いスペース。電光掲示板も見やすい。奥には便利店(コンビニ)もあった
  • シンプルな乗車券。車内では1度車掌が検札に来た

 北京に来たからには、どうしても行きたいところがあった。それは“万里の長城”。ベタですみません。でも初めて北京を旅行するなら、ツーリストのほぼ全員が外したくない観光スポットなのではないだろうか。

 春から夏にかけては、それこそ身動きの取れないほど混雑する。そう聞いてあえて氷点下10度以下を連日のように記録している真冬の北京に飛び立った。万里の長城へのアプローチは、もちろん鉄道。北京と万里の長城の起点を結ぶ列車「和諧長城号」が1日10往復ほどと頻発しているのだ。「和諧長城号」というドラマティックなネーミングも旅情をそそる。

 私が乗車したのは、先頭から機関車、一等車3両、食堂車(売店)、二等車3両、機関車の9両編成。それなら行きは一等車、帰りは二等車を乗り比べてみたいと思ったが、真冬は寒すぎて空いている…はずだったのに、一等車はすでに売り切れ。立ち乗りも覚悟で二等車のきっぷを購入した。しかし後でわかったことだが、一等車の座席に空きがあれば、座ってしまって構わないそうで、いったい何のためにクラスが分かれているのか。なんだかキツネにつままれた気分。

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