夫が座り派・Cさん(34歳・結婚5年目・主婦)
「幸運にも、夫は独身時代から座ってしているようです。汚れるのが嫌だから、と。ちなみに夫は独身時代からお掃除グッズを何種類も買い込むほどのきれい好きで、トイレ掃除も時々してくれています」
夫が立ち派・Dさん(36歳・主婦)
「夫も5歳の息子も立ち派。トイレ掃除が大変なので座ってするよう幾度なくお願いしたのに聞き入れてもらえず……。毎回イライラしながら掃除しています」
立ち派の家の妻は「妊娠意欲」が下がる?
なお、上記以外にも聞き取り調査をしていて、気づいたことがある。「立ち派」の家は、子どもがひとりの家庭が多いのだ。これは、単なる偶然かもしれない。
だが、自発的に座って用を足す夫を持つCさんには、今夏2人目のベイビーが誕生予定だ。また、座り派を快諾した夫を持つAさんも2人目を検討中。
その一方、しぶしぶ座ることを承諾してもらえたものの、今も夫と衛生観念の違いで争いの絶えないというBさんと、座り小便をついに聞き入れてもらえなかったDさんは、「2人目は考えられない」と断言している。
座るか、立つか。
大げさに言えば、この二者択一は出生率の問題にもなるということだろうか。確かに、衛生観念が高い夫を持てば、妻の家事の負担は減る。家族とはいえ、自分が飛ばしたものではない尿ハネ2300滴を、毎日のように便器内外をすみずみ拭き取らねばならない作業は、楽しいものではない。