「家計の中身を覗かれたくない」 “お上”に対するマイナンバー不信感 (3/4ページ)

2015.10.21 07:02

政府のマイナンバー広報ポスター、問題は着実な運用だ

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 ルール違反は改めればいいが、やっかいなのは「お上に家計の中身を覗かれたくない」という制度そのものへの反発や、「国民監視やコントロールに番号を利用されるのではないか」という不信だ。

 そこで特筆すべきはスウェーデンだ。

 出生すると国税庁から10ケタの番号が通知され、親は国税庁に子供の名前を知らせる。するとその子供の情報が一斉に関係する役所に通知され、児童手当を給付するための手続き書類など各種の行政サービスが自動的に提供されてくる。

 住所変更の手続きも簡単だ。番号をログインして名前と新旧の住所、電話番号、メールアドレスを入力すると確認書類が送られてくる。それにサインして送り返せば郵便局など他の行政機関にも自動通知される。さらに本人が希望すれば、銀行や証券会社、保険会社などの民間企業にも通知されるので、一度の手続きで全ての住所情報を変更することができる。

それだけではない。民間企業は国の機関の審査を通れば…

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