返還する際も宅配便で自宅まで届ける。書籍の場合、タイトルを登録すれば、1冊単位で取り出しが可能だ。担当者は「身近にトランクルームがない消費者の需要を取り込みたい」としている。
物を預かるだけの従来のサービスに、付加価値を添える動きもある。
ライゼは、レンタルスペースにガレージを併設した「ライゼホビー」という新形態を提案する。1階はガレージ、2階はフローリングタイプの「部屋」で、トイレや流し台も完備。いわば「別荘」としての活用を想定している。
現状では国内の世帯数に対するトランクルームの普及率は0・3%。350世帯に1世帯が利用している計算だ。一方、米国では10世帯に1世帯が利用している。そのため各社とも、今後の市場拡大に期待を寄せている。