運営するライゼ(大阪市北区)は、関西圏や首都圏を中心にトランクルームを展開。施設数は100を超えた平成12年から急拡大。26年時点で約480と約4・8倍に増えた。平均稼働率は約95%。担当者は「『荷物は増えたが、住み替えたくない』と、押し入れ代わりに気軽に使う人が増えている」と話す。
倉庫のイメージ払拭
トランクルームの国内市場規模は拡大を続けている。トランクルーム大手のキュラーズ(東京)の試算によると、市場規模は毎年約10%成長。26年は約520億円と初めて500億円を突破した。
担当者は「近年マンションの建設費が高騰し、収納スペースが削られる傾向にあることも、需要を後押ししている」と分析する。
サービスを手掛ける各社も付加価値づくりに余念がない。特に目立つのが、窓がなくて薄暗いという従来の“倉庫”のようなイメージの払拭だ。