ライゼは、廊下に窓を取り付け、外壁はレンガ調、室内の壁も白で統一するなど、おしゃれ感を演出している。「創業時はサービスの認知度が低かったので、倉庫と違い、生活空間の一部だとアピールしてきた」(担当者)。
キュラーズは、空きビル1棟を丸ごとトランクルームに変え、クラシック音楽のBGMを流して、明るい雰囲気も演出する。
進化するサービス
異業種からの参入も相次いでいる。
京阪電気鉄道は子会社を通じ、大阪府門真市内の沿線高架下にトランクルームを開設した。ルーム内の状態を室温25度以下、湿度75%以下に管理しているのが特徴だ。
担当者は「温度、湿度も管理するトランクルームは少ない。タイヤなど、温度や湿度に敏感な製品を預ける人が増えてきた」と手応えをつかんでいる。
一方、阪神電気鉄道も、宅配便で送られてきた書籍などを1カ月単位で預かるサービスを始めた。