最初のうちは、新人は会社のからくりがわからないため、戸惑うかもしれないが、このような先輩とは深く付き合わないほうがいい。心を許してしまうと、その後もしつこく誘われる可能性があり、自分の派閥に組み込もうとする。決して先輩は、後輩であるあなたをかわいがっているわけではなく、単に自分を大きく見せることができる相手を欲しがっているだけなのだ。そんな人に囚われる必要はない。
3.早々と辞める同期生
5月の連休明けや6~7月になると、早速、会社を辞める新人がいる。それもひとつの生き方なのかもしれないが、わずか数か月で退職するぐらいなら、そもそもなぜ入社したのか。20数年前、私が新卒で会社に入った時も、数人の同期生が数か月で辞めた記憶がある。後から、その理由を本人に聞くと、「あの会社じゃ、ダメだよ」と批判をしていた。しかし、その言い分は、入社するはるか前にわかるようなことばかりだった。例えば、「全国に転勤する可能性がある」「新入社員は最初はみんな●●●に配属される」といったことだ。つまり、就職活動の時にきちんと調べていなかったのだろう。こういう人にも感化されないほうがいい。要は、不満を言いたくて仕方がないのだ。