会社を批判する人は、自分の扱いがよくなると、不満を言わなくなる傾向が見られる。中にはそれまで言っていたことと正反対なことを、つまり会社のことを肯定する人まで現われる。言い分はコロコロと変わり、実にいい加減だ。そもそも、本当に会社に対して不満があるのなら、わざわざ新人に言うようなことではないはずだ。自分が早く辞めてしまえばいいだけのことだ。会社には、様々な人がいる。こういう人に感化され、会社のことを悪く見ることだけは避けたほうがいい。
2.先輩風を吹かす人
30代半ばまでくらいで、昇格が遅れている人に、先輩風を吹かすタイプは多い。例えば、「俺は●●●という仕事をしてきた。●●●が完璧にできるのは、俺しかいない」といった類のものだ。たとえ、これが事実であったとしても、受け流したほうがいい。その先輩は、上司ではないのだから。部下にとっては、上司こそが「命綱」であり、真っ先に大切にすべき人である。ところが、先輩風を吹かす人の中には「自分にだけ、気を使え!」と言わんばかりに振る舞う。