元プロレスラー・小橋建太さん、腎臓摘出からリング復帰まで語る (3/4ページ)

2014.3.29 18:05

 「道場に行ってみよう」と思い立ったのは退院から約1カ月後のことです。その少し前にリハビリで水中歩行も始めていました。リングの上で大の字になり、「やっぱり俺の帰ってくる場所はここだ」。道場の蒸し暑さが心地よかったですね。

 前向きになったものの、復帰にはいくつものハードルがありました。その一つが食事。筋肉を増やすにはタンパク質の摂取が不可欠なのですが、腎臓に負担がかかる。低タンパク高脂肪の食事から始め、少しずつタンパク質を多くしていきました。

 翌年1月にひざの古傷をクリーニング手術し、医師の許可を得て、復帰へ向けたトレーニングを再開しました。検査の数値をにらみながら腎臓に負担の少ない方法を模索する。前例のない挑戦でしたが、「もう一度、ファンの待つリングへ」という思いを支えに体をつくり、実戦練習を重ねました。

絶望を知り、支えてくれる人のありがたさも知った

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。