寺の説明は「亡くなった妻の年忌法要などを寺が自主的にやってきた。(老人の)両親や祖父母の三十三回忌、五十回忌には寺で法要をあげた。他の檀家(だんか)が払っている維持費も払っていない。全部足せば1250万円」というものだった。
「支払う必要があるのか」と相談をもちかけた後見人に対し、納骨堂の担当者は「寺に対して『公的な機関に相談する』とにおわせたらどうでしょう?」とアドバイス。結局、1250万円の離檀料は50万円になったという。(『終活読本ソナエ』2014年冬号に詳細を掲載)
親族で意見合わず
お墓の引っ越しに関連しては、「骨壺の一部だけを改葬する」方法や「分骨」をめぐるトラブルも起きている。親族、兄弟姉妹などの意見がまとまらないことが原因だ。