次々に駅ナカが誕生する中、ランキンランキン関西進出の機が熟したというわけだ。吉村店長は「エキモで駅ナカを盛り上げていこうという中で、出店の話をもらった」と話す。さらに「難波は(梅田に次いで)大阪で2番目の乗降客を誇る。改札に近い、いい場所に出店できた」と商機を見込んでいる。
関西人にぴったりかも
エキモなんばの店舗は10月31日のオープンから来店客数、売り上げともに好調に推移。メーンターゲットは20~30代の女性だが「『東京でみかけた』という来店客が多く、関西での知名度、注目度はともに高い」(吉村店長)という。
単純なランキングばかりではなく、関東・関西の売れ筋の違いが分かるコーナーなど、通行人の興味を引く仕掛けも施している。すでに品切れの商品が出るほどの盛況ぶりで、「わずか3分で流行が分かる」(吉村店長)のは、イラチ(短気)な関西人に浸透しやすいのかも。
運営する東急レクリエーションは、エキモなんば出店の成果をみたうえで関西での店舗を増やしていく計画で、吉村店長は「『難波にはランキンランキンがある』と認知してもらえるようにしたい」と話す。
待ち合わせまでの少しの時間を使って“流行をゲット”というスタイル、関西にも浸透しそうだ。(中村智隆)
【関連記事】