頼りはネット検索
ブラック企業へ不安を募らせる若者は多い。
就職活動中で企業の面接会場にいた大阪市の男性(22)は、気になる企業があれば必ずやることがあるという。その会社がブラック企業であるかどうかのインターネット検索だ。
検索項目に自分が気になる「企業(○○会社)」に「ブラック企業」と単語を入力し、企業にまつわる噂を調べるという。ネット情報が“頼みの綱”というわけだ。
男性は今春、大学を卒業し、市内の人材派遣会社に就職したが1カ月ほどで退職した。原因は多大な仕事量と社長からのパワハラ。先輩からは「ここにいる社員は最長で1年」と言われた。
「大学のときは内定がもらえればどこでもよかったんですが、今はブラック企業だけは嫌です」