リオ五輪、日本人サンバダンサーが開会式に華 日本移民通じて平和訴え
リオデジャネイロ五輪の開会式で5日、71年前に広島に原爆が投下された日本時間6日午前8時15分にあたる時間帯に、日系移民をテーマにした演出が登場した。
日本国旗をモチーフにした衣装を身につけたダンサーが、今では130万人となった日系移民の希望や苦難を表現。日本人サンバダンサー、工藤めぐみさんも華を添えた。
演出した映画監督、フェルナンド・メイレレス氏は「世界中に戦争と平和について考える時間にしたい」と演出に込められたメッセージを説明した。
メイレレス氏は当初、会場全体で黙祷をささげることを計画したが、国際オリンピック委員会(IOC)が「政治的な行動にあたる」として却下。黙祷とは違う形で、平和への誓いを表現する手段に変更することにした。(五輪速報班)
関連記事