芥川賞の「コンビニ人間」が15万部に 重版決める
文芸春秋は27日、第155回芥川賞に選ばれた村田沙耶香さんの「コンビニ人間」の単行本について、新たに5万部の重版を決めたと発表した。累計発行部数は3刷15万部となる。
文芸春秋によると、「コンビニ人間」の全国的な発売日は27日。身近なコンビニを舞台とした小説ということもあり、25日以降順次入荷した首都圏などの書店での売れ行きは好調で、ネット書店での予約も多かったという。
「コンビニ人間」は、コンビニでのバイトを続ける36歳の未婚女性が、就職や結婚といった「普通」の価値観を押しつけてくる世間と格闘しながら不器用に生きる姿をユーモラスに描く。
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