日本郵便、なぜビニール傘販売? その名も「ポキッと折れるんです」 (2/3ページ)

郵便局の窓口。日本郵便では6月から全国の約4500局でビニール傘「ポキッと折れるんです」の販売を始めた
郵便局の窓口。日本郵便では6月から全国の約4500局でビニール傘「ポキッと折れるんです」の販売を始めた【拡大】

  • 全国の郵便局で販売を始めた傘「ポキッと折れるんです」

 長寿乃里の宮田聖士社長は「風が強くても壊れにくいためにゴミになりにくいことが、環境への貢献につながる」と強調する。ビニール傘はゴミの分別もしづらいため、コンビニエンスストアのゴミ箱にそのまま捨てられていたりすることも多い。処分場でも傘の形のまま埋め立てられているという。宮田社長は「ビニール傘は大事にしない人が多い。執着心のなさがゴミを増やしている」と指摘する。

 長寿乃里と、通販の荷物を配送するゆうパックを通じて関係があった日本郵便南関東支社も、地域貢献の視点から、ポキッと折れるんですの特徴に注目。同支社の近くの歩道橋に風が強い日には壊れたビニール傘がたびたび大量に放置されていたことも、販売のきっかけとなったという。

 客との近さを活用

 郵便局での傘の販売は今回が実質的には初めてだったが、郵便局側から「何で傘を?」という不満の声はなく、試験販売の際に各郵便局の局長に、ポキッと折れる構造を実際に傘を開いて説明したところ、「ぜひ売りたい」という声が多く寄せられたという。

郵便局は雨が降ったらすぐに駆け込んで傘を買う場所ではない

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