ヤフーは24日、自動運転バスの事業化などを目指す「SBドライブ」に出資し、自動運転分野に本格参入したと発表した。SBドライブが今月17日に実施した第三者割当増資で約4億9千万円を引き受け、主要株主となった。
SBドライブは、ソフトバンクと東大発の自動運転技術開発ベンチャー「先進モビリティ」との合弁会社。ソフトバンクのグループ企業であるヤフーも出資を決めた。将来的に自動運転車両から得られるビッグデータをインターネットサービスに活用することを視野に入れる。
ヤフーとともにソフトバンクもSBドライブの増資で約1億9千万円を引き受けた。この結果、SBドライブの株主構成は、ソフトバンク51・1%▽ヤフー48・6%▽先進モビリティ0・3%-となる。
SBドライブは2016年4月に設立され、18年度後半に公道での完全自動運転の実証実験を計画している。ヤフーはビッグデータ活用とともに、提供している「Yahoo!地図」など移動に関連するサービスとの連携も進めたい考え。