【東芝社長会見詳報】(下)「原子力は主力事業から外す」と明言も…損失額や改善策明かせず 来月に発表持ち越し (1/2ページ)

2017.1.27 18:18

記者会見する東芝の綱川智社長=27日午後、東京・芝浦の東芝本社(酒巻俊介撮影)
記者会見する東芝の綱川智社長=27日午後、東京・芝浦の東芝本社(酒巻俊介撮影)【拡大】

  • 記者会見する東芝の綱川智社長=27日午後、東京・芝浦の東芝本社(酒巻俊介撮影)
  • 会見で記者の質問を聞く東芝の綱川智社長=27日午後、東京・芝浦の東芝本社(酒巻俊介撮影)

 会見開始から30分を超え、質疑応答は続く。矢継ぎ早の質問に対し、綱川智社長と成毛康雄副社長が窮する場面は見られず、テンポ良く回答していった。

 --メモリー事業の分社化だが、どんな出資相手を望むか

 綱川社長「今のところ細かくは開示できない状況だが、基本的な考え方として従業員(の雇用)、事業を強くするという観点で決めていきたい」

 --メモリー事業の今後の成長資金は、どのように調達するのか

 成毛副社長「メモリー事業の投資は、事業が順調にいっている場合はキャッシュフローがひとりで回る。2千億円レベルから3千億円レベルに増えてくる。今回、ひとつのやり方としてこのような方法をとる。分社化によって得られるお金で回せると思っているが、2月14日(16年4-12月期決算発表)以降に数字は判明すると思う」

 --成長性の高い半導体事業の価値を毀損(きそん)することになってしまった

 成毛副社長「『東芝の危機』を全力で乗り切ることに注力したい」

 --海外の原子力事業は難しい事態が続いている。撤退もできず、リスクが残る中、どんな対策をとるのか

 綱川社長「こうした事態になった原因、再発防止策を来月(の決算発表の場で)明らかにしたい」

 --原発事業以外は好調とのことだが、ビジネスモデル自体が大きく改善したようには見えない

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