商品全体の半数以上が自社限定品のセブン-イレブンも手綱を緩めていない。先月にはサントリービールの高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の限定品を発売。今月下旬にはキリンビールの缶酎ハイ「氷結」シリーズから「氷結ストロングサワーレモン」も限定発売する。
商品戦略を担当するセブン-イレブン・ジャパンの石橋誠一郎取締役は「今後も顧客に満足してもらうため、限定商品を強化したい」と話しており、品ぞろえを充実させる方針だ。
クラフトビール投入
一方、店舗数などで大手2社と開きがあるローソンやミニストップは特色ある限定商品を投入している。ローソンはヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)と共同開発したクラフトビールを発売。ミニストップはチロルチョコのドリンクや、らあめん花月嵐と共同開発したラーメンなどを投入する。
コンビニ大手は自社主導でメーカーと商品を共同開発するプライベートブランド(PB)も展開している。セブン-イレブンは「セブンプレミアム」、ファミマも「ファミリーマートコレクション」を展開し、固定ファンの獲得に力を入れている。