ソニーが10年ぶりにロボット再参入 アイボの「生みの親」がすべてを語る (3/4ページ)

2016.11.26 16:01

製品群を立ち上げて「面」で展開していく

 --アイボがそのエコシステムに加わる可能性はあるか。

 アイボは「楽しい」ことを中心につくられたロボットだ。当時、開発担当責任者の土井利忠氏から意見を求められたとき、私は「5年後までに『役に立つ』ものはつくれないと思う」と答え、アイボに「役に立つ」という機能は盛り込まれなかった。

 一方、今回は社会基盤そのものが変わるだけのインパクトがあり、「役に立つ」という必要もある。

 --「社会基盤が変わる」とは、具体的にどういうことか。

 わかりやすい例はクルマの自動運転。一般道の走行までにはまだ時間がかかりそうだが、物流倉庫などではすでに無人の物流ロボットが走り回っている。物流や製造現場から始まり、建築、土木、農業など、ロボットの市場は次々に広がるだろう。

 --その中でソニーのミッションはどのあたりになるのか。

 そうした変化を「家の中」と「家の外」にわけると、伝統的にソニーが強みを発揮してきたのは「家の中」。いわゆる「BtoC」の領域だ。まだ具体的なことはいえないが、「家の中」も手がけていくことになると考えている。ただし今回は、「家の外」も手がける。すでに、ZMP社とジョイントベンチャーを立ち上げ、BtoB領域でドローンを事業化している。

アイボのときと違う「カネ」の流れ方

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