「ドン・キホーテ」や「MEGAドン・キホーテ」など、国内327店舗の1店舗1日平均売上高は、およそ580万円。前年度比ではややマイナスになっているが、新規出店が多かったためで、既存店ベースではプラスでの推移である。年間売上高を年度末店舗数で割る計算をしているため、1年フル稼働でない店舗が多いと減額になる傾向が強い。
ドンキの食品はお値打ち感がある
都道府県別で見てみると、沖縄の1店舗1日平均売上高は1100万円を突破。北海道と福島も800万円台で、64店舗と最多の店舗数を数える東京は全国平均と並ぶ水準だ。一方、滋賀、奈良、岡山、山口、香川、長崎の店舗は300万円台である。大型店で1日の売上高も多い、MEGAドン・キホーテ店の有無などで格差がついているのだろう。11月25日に鳥取県に出店することから、空白県は徳島県だけである。
いずれにしても、全国の店舗をならせば、1店舗1日平均2550人を集め、店頭商品がおよそ50日で入れ替わる。1店舗平均資産価値は1億7500万円。そんな店舗の運営スタッフは平均14人弱というのが、ドン・キホーテ店の平均像だ。親会社で持ち株会社の従業員平均給与は600万円台、社内取締役の平均年俸は5000万円台である。