三菱航空機(愛知県豊山町)が開発している国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の試験4号機が25日、愛知県営名古屋空港(豊山町)で初めて飛行試験を実施した。3号機は地上試験を進めており、飛行は1、2号機に次ぎ3機目。
4号機は、昨年11月に初飛行を果たした1号機と同じ赤、黒、金3色のラインが入ったデザイン。25日午前11時5分ごろ、名古屋空港を離陸した。
MRJの実用化に向けて国の安全性認証を取得するため、計2500時間の飛行試験が必要となる。膨大なテスト項目を計5機の試験機で分担し、4号機は防音性能や内装機能の分野を担うという。
三菱航空機は、天候などの環境が整った米国で飛行試験を本格化させることを計画しており、1号機を近く現地まで飛行させる。