NTTドコモは13日、来年3月から国内の携帯電話事業者で最速の512メガビット毎秒の高速移動通信サービスを開始すると発表した。これまでより多くの情報を運ぶ技術など2つの新技術で、従来の最速の約1.4倍に高速化する。ドコモはまた、毎月20ギガバイトで月額6480円の大容量プランを14日から提供すると発表。各社の大容量プランが出そろった。
ドコモが東名阪約70都市で国内最速の500メガビット毎秒超を達成するための新技術は、基地局と端末のアンテナ数を従来の2倍の4本にする「4×4MIMO(マイモ)」と、1度に運ぶ情報の量を増やす「256QAM」というもの。
このうち、4×4MIMOを370メガビット毎秒のエリアに導入して512メガビット毎秒に速度をアップさせる。70都市の大半が512メガビット毎秒になるという。ドコモは今後、この2つの技術を同時に導入することなどで、1ギガビット毎秒まで高速化する方針。