関西電力の通信子会社ケイ・オプティコムは12日、自社のインターネット利用者を対象とする電力販売の新プランを発表した。電力使用量が標準的な家庭が割安となる仕組みで、12月にサービスを開始する。顧客の選択肢を広げ、目標とする年5万件の契約を目指す。
新しく提供する「スタンダードプラン」は、電力使用量が月300キロワット時以上の家庭であれば、関電の標準的な契約より5%程度割安になる。使用量が月550キロワット時を超える場合は、既存の「シンプルプラン」の方が安いという。
ケイ・オプティコムの光回線の契約は、8月末時点で関西を中心に約161万世帯ある。そのうち1万7千世帯が電力販売も契約している。