全日本コーヒー協会の調べでは、スターバックスが日本に上陸した96年の国内消費量は、コーヒー豆ベースで約35万2000トンだったのに対し、15年は約46万2000トンと3割超増えた。16年も増加傾向は続いている。コーヒー消費の広がりとともに、近年では、コンビニチェーン各社が店頭で提供する「いれたてコーヒー」が、本格的な味わいを低価格で楽しめると人気だ。
一方、地域ならではの喫茶店スタイルも注目が集まる。コメダホールディングスは、コーヒーに「サービス」でトーストなどが付くモーニングが売りの「珈琲所コメダ珈琲店」を愛知県中心に展開してきたが、ここ10年で東京など他の地域でも店舗を増やしている。