スズキ、開発部門の閉鎖性解消へ 試験コースに防風壁設置、路面も整備 (1/2ページ)

2016.6.9 06:39

記者会見で燃費測定の不正に関する再発防止策などを説明するスズキの鈴木修会長(中央)=8日午後、東京都千代田区の国土交通省
記者会見で燃費測定の不正に関する再発防止策などを説明するスズキの鈴木修会長(中央)=8日午後、東京都千代田区の国土交通省【拡大】

 スズキの鈴木修会長兼最高経営責任者(CEO)は8日、燃費データを違法に測定した問題の責任を取り、29日の株主総会でCEO職を辞退すると発表した。後任は株主総会後の取締役会で決定する。今回の不正に対する再発防止策も発表し、一定の区切りをつけて信頼回復につなげたい考えだ。

 鈴木会長は同日の記者会見で、「不正を厳粛に受け止め経営責任を明確にした」と述べる一方、「新CEOを補佐する」と会長を続ける考えを示した。

 技術担当の本田治副社長は株主総会後に退任する。また鈴木会長ら取締役は賞与を辞退し、今年7月から6カ月間の役員報酬を最大40%減額する。

 8日に国土交通省に提出した再発防止策は、開発部門のチーム長の責任を明確にするため申請する燃費値などを決める会議を設置。別部門の「法規認証部」の体制を強化し、燃費試験で使う「走行抵抗値」を国内法令にのっとった測定法から取得することを徹底する。

また、開発部門の閉鎖性を解消するため、生産や営業など…

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