全日本空輸と日本航空は1日、熊本空港などを発着する便の運賃割引キャンペーンを2日から始めると発表した。両社は、熊本地震の影響で減便していた現地発着便を2日までに平常ダイヤへ戻すとともに、地震で落ち込んだ九州観光の需要回復をキャンペーンで支援する。
全日空は、東京・伊丹・名古屋と九州を結ぶ便の9月1~15日搭乗分で、早期予約割引「旅割75」の運賃を最大45%割り引きし、東京-熊本便は最安8700円、伊丹-熊本便は同6900円で販売。1区間1万円均一の訪日外国人客向け運賃も、九州発着分は10月29日まで半額にする。
また熊本、大分両県出身の大学生の帰省や就職活動を支援するため、東京・名古屋・大阪と両県を結ぶ便は当日発売限定の学割運賃を通常期に限り30~50%程度割り引く。
日航の「応援先得」キャンペーンは東京、伊丹と熊本、大分を結ぶ便で55日前までの予約が対象。6月30日~8月5日搭乗分を、東京発着便は約10%、伊丹発着便は約25%割り引く。