日本チェーンストア協会は22日、1月の全国スーパー売上高が既存店ベースで前年同月比2.3%増となり、昨年10月以来、3カ月ぶりにプラスに転じたと発表した。気温が下がったことで、冬物衣料品の売れ行きが堅調に推移した。
商品別では、総菜の売り上げが伸びたことから、食料品が3.8%増だった。衣料品は昨年12月まで暖冬で伸び悩んでいたコートや手袋などの売れ行きが戻り、2.3%増だった。
ただ、チェーンストア協会の井上淳専務理事は「株価の乱高下など消費者心理には不安材料が多く、消費に力強さはない」とみていた。