先月29日に就任した航空会社スカイマーク(民事再生手続き中)の市江正彦社長は7日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、経営再建に向けて全日本空輸(ANA)と協議中の共同運航について、スカイマークが拠点の一つとする神戸発着便を候補として検討していることを明らかにした。来年冬ダイヤからの実施を目指す。また、コスト効率化を進め、来年度の黒字化達成を目指す考えを示した。
市江社長は共同運航の基準について、「スカイマークとしては、搭乗率の低い路線で(ANAに)お願いしたいが、先方にもメリットがないといけない」と定義。市場占有率が高すぎる可能性がある羽田~福岡、羽田~新千歳を除いた中でビジネス客などの需要も見込める神戸発着便が有力な候補となるとした。