スズキ、脱「軽」依存へHV初採用 小型車販売、年10万台目指す (1/2ページ)

2015.8.27 06:13

ハイブリッドシステムを搭載した新型小型車「ソリオ」を発表するスズキの鈴木俊宏社長=26日、東京都文京区

ハイブリッドシステムを搭載した新型小型車「ソリオ」を発表するスズキの鈴木俊宏社長=26日、東京都文京区【拡大】

 スズキは26日、主力小型車「ソリオ」と「ソリオ バンディット」を全面改良し、国内で販売を始めたと発表した。電動モーターが加速を助けるハイブリッド技術を同社の小型車としては初めて一部車種で採用し、燃費性能を1リットル当たり最高27.8キロと従来モデルから約9%向上をさせた。ソリオなど小型車の売り上げを伸ばすことで、軽自動車に依存する経営体質からの脱却を目指す。

 ソリオは5人乗りのワゴン型で、排気量は1200cc。新たに開発したプラットホーム(車台)を使い、車体の大きさを従来モデルとほぼ同じに抑えながら、車内や荷室を広くした。また、エンジンの小型化や車体に使う鋼板の薄型化で車両を約100キロ軽くし、燃費の大幅な向上につなげたという。

 価格は145万4760~196万7760円で、月3500台の販売を目指す。衝突の被害を軽減するブレーキ支援機能や、車線を外れると警報が出る機能など最新の安全技術もオプションで搭載できる。

国内販売の9割が軽自動車

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