シャープの株主総会は23日午前10時、大阪市西区のオリックス劇場で始まった。シャープは平成27年3月期に巨額の最終赤字を計上。主力取引銀行などからの計2250億円の金融支援や、国内3500人規模の希望退職などを盛り込んだ新中期経営計画を5月に策定したばかりで、緊張感に包まれるなか、総会の幕は開けた。
《午前10時前に議長を務める高橋興三社長ら役員が登壇。開始と同時に高橋社長が発言する》
高橋社長「本日はご出席ありがとうございます。第121期定時株主総会を始めさせていただきます。議事に入る前に、まずは株主のみなさまにおわびを申し上げます」
《取締役と監査役らが壇上で起立する》
高橋社長「2223億円の最終赤字という大変厳しい業績となり、配当は3年間無配と、株主のみなさまの期待にこたえられず誠に申し訳なく、深くおわび申し上げます」
《取締役らが深々と頭を下げる》