8日の出発式で星野朝子専務執行役員は「大きなスーツケースをセダン型のタクシーに積むことは難しい。(ミニバン型は)広々とした席でリラックスし、サンルーフから東京の街並みを楽しむこともできる」と外国人観光客への利点を強調。高齢者や子育て中の世帯など「強い国内ニーズも存在している」と潜在需要を指摘した。
NV200タクシーの価格をセダン型と同等の219万6720円~に設定し、年間1000台の販売を目指す。
日産はNV200の発売を前に昨年9月にセダン型「セドリック」の生産を中止しており、ミニバン型の普及で市場でのシェアを高める考えだ。