近畿日本ツーリスト個人旅行は、首都圏発着で東海道新幹線と北陸新幹線を片道ずつ利用して中部や北陸の観光地を周遊するツアーを展開。また、関西から長野県の軽井沢や群馬県の草津に向かうツアーも、金沢で在来線特急から北陸新幹線に乗り換えるルートが新たにできたことで人気が出てきたという。
北陸新幹線をめぐっては、開業直後にもかかわらず平日は空席が目立つといった指摘があったが、ゴールデンウイークは利用客で混雑。「開業フィーバーは少なくとも1年は見込める」(JR東日本の森本雄司常務)との声もある。旅行各社にとっては、新たな新幹線の登場で「旅行商品の種類が増えた」(日本旅行)といった効果があるのは確かで、国内旅行の需要を喚起したい考えだ。