東京電力は20日、共通ポイント「Tポイント」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と業務提携したと発表した。電気料金の支払額などに応じて顧客にポイントを付与する。共通ポイントについては、「Ponta(ポンタ)」の運営会社とも提携済み。東電はソフトバンクやリクルートなどとの提携方針も明らかにするなど異業種との協業に積極的で、2016年4月からの電力小売り全面自由化をにらみ、商品やサービスを強化する。
「ポイントを貯めたり使ったりという楽しみ方が根付いてきた。それに応じたサービスを提供しないのかという声もあった」。同日会見した東電の佐藤梨江子執行役員はこう述べた。
具体的には来年4月から、同社の無料サイトの会員を対象に、電気料金の支払額に応じたポイントを与える。付与率は今後詰める。貯めたポイントを電気料金の支払いに使えるようにするかも検討する。