三菱自動車が24日に発表した2015年3月期連結決算は営業利益が前期比10.1%増の1359億円、最終利益が12.9%増の1181億円で、いずれも過去最高益となった。売上高は4.2%増の2兆1807億円だった。
プラグインハイブリッド車(PHV)が好調だった欧州やスポーツ用多目的車(SUV)の販売が伸びた中国が業績を牽引。円安による為替差益も影響した。16年3月期は景気悪化が続くロシアや日本での販売台数減をアセアンや中国で補う計画で、売上高は4.6%増の2兆2800億円を見込む。
一方、対ドルでは円安、ユーロやタイバーツでは円高を想定。営業利益は8%減の1250億円、最終利益は15.4%減の1000億円と増収減益を予想する。