日本の通信技術“世界初”だけでは通じず PHS、キャプテン…営業戦略も重要 (4/6ページ)

2015.4.23 06:34

「ワイモバイル」ブランドのPHSはスマートフォンへの移行キャンペーンで減少しつつある=10日、東京都渋谷区のビックカメラ渋谷東口店

「ワイモバイル」ブランドのPHSはスマートフォンへの移行キャンペーンで減少しつつある=10日、東京都渋谷区のビックカメラ渋谷東口店【拡大】

  • NTTドコモが2003年5月に発売した腕時計型PHS「WRISTOMO(リストモ)」
  • PHS加入者推移

 スマホの“先駆け”

 大きな期待を受けながら、勢いを失った独自技術が通信分野では少なくない。電話回線を通じて画像表示できる「キャプテン」システムは、民営化前年の1984年に商用サービスを始めた。「世界初の技術」と評されたが、サービスは広がらず2002年に終了した。

 NTTドコモが1999年に商用化した携帯電話向けインターネット接続サービス「iモード」も世界初だった。当時社長だった大星公二(83)は「『ウォークマン』からヒントを得て、携帯に音楽や情報やゲームを流せばもうかると考えた」と開発のきっかけを説明する。

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