日本マクドナルドホールディングス(HD)の株主総会に出席後、取材に応じた株主からは、業績回復や食の安全対策に期待する声が相次いだ。
横浜市の会社員男性(53)は、昨年3月に就任したサラ・カサノバ社長について、「及第点といえないが、1年で評価を下すのは難しい」と述べた上で、今後の業績回復は「期待できると思う」と話した。
東京都大田区の生命保険営業の女性(72)は「(異物混入問題の対応に)怒りを感じ、会社の話を直接聞きたかった」。総会での会社側の対応は、「株主の質問に正確に答えていた」として、一定の評価を下していた。
一方、東京都新宿区の公務員の男性(47)は、25日付で会長を退任した原田泳幸氏に退職慰労金が支払われることについて、「業績を悪化させた張本人。返上すべきだ」と、怒りをあらわにしていた。