世界に誇る日本の「ステルス技術」 史上最強を目指す国産戦闘機「F3」 (3/8ページ)

2015.3.18 06:48

 14年版防衛白書によると中国には近代的戦闘機(第4世代機)が689機あるのに対し、十分な防衛費を確保できない日本の第4世代機(「F15J」とF2)は合計約300機と「数的な劣勢」(防衛省)を強いられている。これを戦闘能力の高さで補おうというわけだ。

 果たして日本のステルス技術は世界的にどれほどの水準にあるのか。同技術を研究している同省技術研究本部(技本)の幹部は「ステルス技術は秘匿性が高く、外国と比較するのは困難」と前置きした上で、「海外に比べ、日本の技術が一歩進んでいる可能性はある」と説明する。

 ステルス性能を測る物差しの一つに、レーダーに映る正面からの断面積(RCS)がある。例えば、RCSを10分の1に低減させると相手に発見される距離を60%に短縮できるという。これをどれだけ小さくできるかが、空中戦の勝敗を分ける。

 防衛省も他国と同様、RCSの具体的な情報を秘匿しているが、海外の軍事関連サイトでF3開発に向けた試験機「先進技術実証機(ATD)」のRCSは「スズメなどの小鳥より小さい」とされている。これが事実とすれば、「野球ボール並み」とされるF22に匹敵する。

日本のステルス技術を支えているのが、世界に誇る素材技術だ

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