【シンガポール=吉村英輝】米マイクロソフトの共同創業者ポール・アレン氏は3日、第2次大戦中、米軍に撃沈された旧日本海軍の戦艦武蔵の船体をフィリピン中部のシブヤン海の海底で発見したと、短文投稿サイトのツイッターで明らかにした。
船体はシブヤン海の水深約1000メートルの海底で見つかったという。アレン氏は武蔵の船首とみられる部分や、漢字の表示が残るバルブをツイッターに掲載した。
戦艦武蔵は旧海軍が建造した最後の戦艦。1944年(昭和19年)10月24日、フィリピン中部レイテ沖での海戦に向かう途中、シブヤン海で米軍機の魚雷や爆弾による波状攻撃を受けて沈没し、船体は見つかっていなかった。