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【野口裕之の軍事情勢】不気味な上昇を続けるオバマ氏の“鳩山度” (1/7ページ)

2015.1.26 06:00

1月14日、大統領専用ヘリコプター「マリーンワン」から降りるバラク・オバマ米大統領。降機時には大統領が海兵隊員に敬礼を返すのが習わしだが、オバマ氏は昨年9月、コーヒー容器を持ったまま答礼し、非難を浴びた=2015年、米メリーランド州(AP)

1月14日、大統領専用ヘリコプター「マリーンワン」から降りるバラク・オバマ米大統領。降機時には大統領が海兵隊員に敬礼を返すのが習わしだが、オバマ氏は昨年9月、コーヒー容器を持ったまま答礼し、非難を浴びた=2015年、米メリーランド州(AP)【拡大】

 「テロリストを追い詰め、ネットワークを破壊する」

 フランスの風刺週刊紙本社銃撃などテロを受けバラク・オバマ米大統領(53)は20日、一般教書演説で“決意”を披露した。しかし、小欄には風刺漫画のキャプションか自虐ネタに聞こえた。安全保障に関し、オバマ氏の揺らぎに揺らぐ姿勢では「テロリストに追い詰められ、世界秩序が破壊される」。その点、鳩山由紀夫氏(67)には揺らぐ対象の安全保障観自体がない。何しろ首相就任後、米海兵隊の戦略的価値を学ばれた。いわく-

 「学べば学ぶにつけ(沖縄の海兵隊で)抑止力が維持できるという思いに至った」

 軍人への失礼の極み

 安全保障への度し難い認識や取り組み以外で、日米戦闘集団の両最高司令官に共通するのが軍人・自衛官への失礼の極み。オバマ氏は2014年、大統領専用ヘリコプターを降りる際、タラップ下両側で敬礼した若き海兵隊員に、コーヒー容器を持ったままの右手で答礼する「カフェラテ敬礼」を犯した。

この2人、どうかしている。もっとも…

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