日本フードサービス協会が25日に発表した1月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月に比べ5.0%減少し、2カ月連続で前年実績を下回った。特に洋風ファストフードが大きく落ち込んだ。異物混入問題で客離れ、売上高の大幅減少が続く日本マクドナルドの影響が響いた。
ファストフードでは、牛丼チェーンなどの和風は、値上げや定食メニューなどで客単価が上がっていることで、前年実績を上回ったが、ハンバーガーなどの洋風は22.7%減で、東日本大震災直後(平成23年3月)の10.7%減よりも大きな下げ幅を記録した。1月の既存店売上高が38.6%減となったマクドナルドが足を引っ張った。
このほかファミリーレストランは価格上昇などで、3%増となった。
業界関係者は、「外食全般の売上高は堅調。マクドナルドの影響がなければ、全体でも前年実績を上回っていたもよう」としている。