昨年の外食売り上げは3年ぶり前年割れ マック低迷でファストフード2%超減が響く

2015.1.26 18:20

 日本フードサービス協会が26日発表した2014年の外食売上高(全店ベース)は前年比0・2%減と3年ぶりに前年を下回った。日本マクドナルドホールディングス(HD)の売上高が、中国の工場で期限切れ鶏肉の使用問題が発覚した7月以降、低迷したことが大きく響いた。台風、豪雨といった夏の悪天候も影響。客数は2・9%減と2年連続のマイナスだった。

 業態別の売上高では、二本柱のうちファミリーレストランが3・2%増と順調だったが、もう一方の柱であるファストフードが2・1%減と2年連続で前年を下回った。同分野で大きな比重を占めるマクドナルドの低迷が直撃し、「洋風」が7・0減と大きく落ち込んだ。牛丼店など「和風」は5・4%増、「麺類」は5・6%増だった。

 パブレストラン・居酒屋は5・0%減。会社員や学生が外で集まって飲む機会が減る傾向が続いている。

 同時に発表された12月単月の売上高は2・8%減と2カ月ぶりに前年を下回った。米西海岸での労使交渉の長期化によりポテトの輸入が滞り、マクドナルドが「マックフライポテト」M・Lサイズの販売を一時休止したことが響いた。この結果、ファストフードは5・6%減と、2カ月ぶりのマイナスになった。

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