日本フードサービス協会が25日に発表した10月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月に比べて1.2%減少し、5カ月連続で前年実績を下回った。同協会は2つの台風が上陸したことで客数が減少したためと説明しているが、7月に発覚した使用期限切れ鶏肉問題で、日本マクドナルドの販売低迷が続いていることの影響の方が大きいようだ。
業態別では、ファストフードの売上高は4.1%減。マクドナルドなどを含む「洋風」は11.7%減で大きく足を引っ張った。特に客数は約13%減で、深刻な客離れを示している。
そのほかのファストフードでは、「麺類」の売上高が9.1%増。トリドールが展開する「丸亀製麺」のうどん新メニューの販売好調が押し上げたもようだ。